ギャンブル依存症ってこんな感じです

たぶん軽度のギャンブル依存症でした
ギャンブル依存症。怖いですよね。水原さん、連日ニュースで色々言われてますけど、くろーずも軽度のギャンブル依存症だったので、ちょっと気持ちがわかるんですよね。今回はそんなお話です。
くろーず、実は大学デビュー組なんですよ。中学、高校では勉強と部活に打ち込んでて、浪人してからは毎日朝から晩まで勉強って感じで、けっこう真面目に生きてきたんです。
でも、大学に入ってはじけちゃいましたね(;^_^A
入学してすぐに悪い先輩に連れられてパチンコをやり始めてしまったんですよ。そして、気付いたらのめり込んでました…。
大学には行かずに朝一からパチンコホールに並んでばっかり…。それが原因で留年してしまって…。
本当にどうしようもないクズでした(‘Д’)笑
ちなみに知ってます?留年すると翌年から奨学金が止まるんですよ。なのでみなさん、というか、みなさんのお子さんはそうならないよう、くれぐれもご注意くださいね。
そして、留年した時にしこったま反省してパチンコを止めれば良かったんですが、いやー、これが止められない!!!
だって、クズだもん(´▽`*)
それでね、止めるどころか、「この道を極めたい!」ってなってしまって、パチンコ専門学校に通って、メーカーに入社してしまうという始末…。まぁ、普通の人が経験できないことをたくさん経験できたから楽しかったんですけどね。
でも、そんなくろーずを見て、お母ちゃんは
「なんで…」
って物凄く悲しそうな顔でボソッと言ってました。
いやー、流石にこれは心が痛かったですね。お母ちゃんのあの時の顏は、ずいぶん経った今でも忘れられないです。どクズのくろーずでも、
「いい加減変わらないいけない!!!」って思いましたよ。
そして、次の日…
気付いたらパチンコのハンドル握ってました(;´Д`)
パチンコをやらない人からしたら「はぁ!?」って感じでしょ?でも、ギャンブル依存症の人からしたら至って普通のことなんですよ。マジで至って普通です。
こんな人はギャンブル依存症です
パチンカーのことを理解できない人のために、パチンコ依存症の人の特徴をくろーずの体験も交えてまとめてみました。
- ビギナーズラックで勝ったので、また行きたくなる
- 先輩や友人と一緒に、学校帰りや会社帰りにちょこちょこ行くようになる
- 勝ち額も負け額も最初は1万円以内ではあるが、勝った、負けたの勝負の過程がたまらなく楽しくて、しばらくするとまた行きたいと思う
- 「賭け金」のことを「投資金額」と言うようになる
- パチ仲間が増え始めて、行ったことのないお店に行くようになる
- スロット もやり始める
- パチンコ・スロットを「する」という言い方から「打つ」と言うようになる
- パチンコ・スロット雑誌 を買うようになる
- パチンコを打ちながらのコーヒーが異様に美味しいと気づく
- お休みの日に友人と朝一で並んで、開店と同時に入場
- 最初は友人と隣同士で打っていたが、次第にバラバラに打つようになる
まぁ、ここら辺はまだまだ可愛いもんですよ。ちょっと遊びでギャンブルやってるんだなって感じです。
- しょっちゅうパチンコのことを考えるようになる
- パチンコで勝ったときの興奮が忘れられず、投資金額がどんどん増える(3万を超えることもしばしば)
- パチンコの負けをパチンコで取り返そうとして、さらに負ける
- 「パチンコなんかやめなよ」と助言してくれる友人が次第に減る。助言してもらっても聞き流すようになる。あるいは、「もうやめようと思っている」とついつい実現できもしないことを言ってしまう
- 「その気になれば自分はいつでもパチンコをやめられる」と思っているが、一生「その気」にはならない
- 「パチンコをやめる」と宣言した3日後にはパチンコを打っている。そのことを友人にツッコまれても「ちょっと打ちに行っただけで、以前みたいにしょっちゅう行くことはもうないよ」と謎の言い訳をするようになる
- 次第にパチ仲間としか会話をしなくなる
- 基本、一人でパチンコに行く
- パチ仲間と一緒に行くことを「連れ打ち」と言うようになる
- パチ仲間同士でお金の貸し借りをするようになる
- 3万以上負けてくるとリミッターが外れて、色んな機種を乱れ打ちして大負けする。負け額が7万を超えたあたりでやっと正気に戻ってやめる。その後、ラーメン や牛丼 をドカ食いする。そして、帰宅後にクソほど自己嫌悪
- たまに大勝ち(6万以上くらい)すると気が大きくなって、すぐに寿司や焼き肉に行きたくなる。なんなら友達を呼んでおごる。結局、手元にお金が残らない
- 7万負けから6万取り戻した場合、1万負けなのに勝ったときとマジで同じ気分になる。それを勝ちエピソードとしてパチンコ仲間に披露する。仲間もすごく共感してくれるし、みんな同じようなエピソードを持っている
- パチ仲間と一緒にいるとやたら心地良い
- スロットの目押しの上手さでマウント合戦をし始める
- 過去の最大出玉でマウント合戦をし始める
- 20万以上の出玉(パチンコだと5万発。スロットだと1万枚、通称、万枚)を経験したことがあるかどうかでマウント合戦をし始める
- 自分たちよりも明らかにパチンコにはまっている人達を指して「パチンカス」と言うようになる
- 朝一からパチンコを打って、そのままパチ仲間と朝まで麻雀をしたことがある。あるいは、徹麻の後、そのまま連れ打ちに行ったことがある
- 朝が苦手なのに、強イベント日には絶対に寝坊しない。なんなら、目覚まし時計でセットした時間の30分前に自然と目が覚める
- 自宅に実機を置く
ここら辺から、一般の方々には理解不能な点ばかりになってきたかと思います。これでもレベル的には中度ですからね。つまり、パチンカー的には「普通」です。
ちなみに、くろーずはこの中期症状まではほぼ全部当てはまっておりました。
ここら辺からヤバいですよ。パチンカーから見ても「あいつ、やべぇ」って判断になってきます。
- パチンコ中、パチ仲間以外からの電話は基本出ない
- 営業の仕事中でも余裕でパチンコをする。なんなら、パチンコをするために架空のアポイントをスケジューラーに記入したり、会社に戻って仕事をする時間があるのに、不自然なまでに直帰を多用したりする。パチンコをやる前提でスケジュールを組むようになる
- 仕事中にパチンコをしていて、客から電話があった場合、急いでお店から出て音が全く聞こえない場所まで移動してから電話をかけ直す。このとき、客からの電話ならまだいつも通り会話するが、提携業者からの電話だったら明らかに攻撃的な態度で会話してしまう
- 胸ポケットに入れている会社携帯がバイブするとドキッとする
- 胸ポケットに入れている会社携帯がバイブしたような気がしてちょくちょく携帯をチェックする
- 投資が3万いっても、常に「よし!これから、これから!」と謎に前向き
- 7万負けると悔しいが、「明日取り返せる」と謎に前向き
- 3万勝っても全然勝った気がしない。特に嬉しくない
- パチンコの最中、目が死んでいる
- もはや、パチ仲間から金を借りるのが面倒なので消費者金融で複数社から借金をする
- 二週間に一度しか会えない彼女。そんな彼女とのデート日に強イベント日が重なったら余裕で強イベを優先させる
- パチンコに行きたいが故に、家族、友人に余裕で噓をつく
- まぁまぁ借金があるのに、周囲には「俺は収支トントンかちょい負けぐらいだよ」と噓をつく
- いい加減自分でも「やばいかも…」と感じているが、「まだなんとかなる。いや、できる」と一縷の希望を持ち続けている
やばいでしょ?まぁ、ここら辺が人としてのデッドラインかなと思います。これを超えると、強盗とか台を叩き割って器物破損とかで御用になりますんで。
改めて整理すると本当に異常ですよね。全部じゃないにしても、過去の自分も当てはまる点が多々あるので本当に怖いです。(友人から最大で数十万借金したことあるし…)
そして、依存症が酷くなってくるとみんなに共通するんですが、
必ず噓をつくんですよ。
これ、例外なく依存症の人は100%噓をつくと思ってもらって大丈夫です。最初は小さな嘘なんですが、次第に嘘をつくことに慣れてくるし、過去の嘘との整合をとるためにどんどん嘘を重ねていって、もう何が何だかわからないんですよ。
だから、水原さんの状況については共感できる部分もあるなと…
(流石に借金のレベルが違い過ぎるし、くろーずは犯罪にまでは手を染めてないですけどね)
ところで、今のくろーずはというと、全くパチンコ行かないんですよ。
完全に引退できました。なんでかと言うと、仕事、家事育児で忙し過ぎてパチンコに行く時間が全くないから。でも、興味はあるんで、子供たちが寝たあとに、パチンコのYouTubeチャンネルは見てます。まぁ、それでも週一ぐらいですけどね。
結局、他にやることがないとパチンコなんて無駄なことに時間を使ってしまうんですよね。そういった意味でも、くろーずに「やるべきこと」を与えてくれた家族には本当に感謝です。
くろーずが普段どんな感じで仕事と家事育児をやっているかという話については、また後々。
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